素人フィギュア作成1 準備

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フィギュア作成の準備


1.頭の中でする準備
2.材料の準備
3.道具の準備

頭の中でする準備


心の準備


最近はどこでも高度な技術を持った人の情報が飛び交っていて目が肥えてしまうため、自分で何か作るとつい消費者目線で見てしまう事も多いです
初心者だからつたなくて当たり前なのに「全然イケてない僕には無理だ……」と思ってしまいがちで危ないです

どうせ見比べるなら、バラエティ番組とかでたまに見た(番組的にはわざとなんだろうけど)何を作ったのかわからない粘土細工あたりと比べれば楽そうなのでこれで行きましょう
精神の保険です、もともとお遊びですから辛くなる必要は無いのです

ただ、出来る事ならいい感じに仕上げたいのも当たり前
「手作り感満載だけど〇〇のフィギュア作りたかったんだよね?」
あたりをクリアできればいいなあ、と思っておきましょうか
○○の、と認識されたのなら立派なものです




題材の準備


なんでもいいと思います、自分のデザインしたキャラクターでも見まわして目についた物品のミニチュア化とかでも
版権キャラクターでもいいですね、作るだけなら何も問題無いはずです
ただ、絵にも描けない美しさのものは描けないのと同じで頭の中で具体的にイメージ出来るものでないと出来上がりません

そういう意味では資料が多い方がやりやすいとは思います
もっと言うと触れられる三次元の資料があると尚やりやすいと思います
もちろん形状があまり複雑でない方が良いとは思いますが


サニぽんの場合
自分の描いた二次の絵にコレジャナイ感を感じてしまう(他人のは大丈夫なのに不思議)タイプなので版権キャラはやめておきます
かといって自分のデザインしたキャラだと途中で飽きそうです
「そもそもやる気が出るように」自分のキャラを使わず
「飽きてすぐ辞めないように」知ってる誰かにやっている事を知ってもらいつつ
「万が一ダメでも辛くならないように」ダメでも笑ってくれる相手を誰かに選ぼうと
そこで親交のあるsasukeさんにお願いして、sasukeさんのオリジナルキャラクター、ガンパウダーさんを作らせてもらう事になりました

sasukeさんのpixivはこちら

家になぜか落として首のもげたねんどろいどKAITO君がいたので顔の参考というかほぼこれを目指すことにします
身体はねんどろいどサイズだと小さくてかえって無理なのではと思ったのでボディサイズは大きめに取る事にします

ざっくりこれぐらいのバランスでいこうと描いたのがこれ

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このざっくりをくっきり再現したら逆にマズそうだけど、頭と身体のバランスはこれぐらいという目安で頭に入れておきます


後から考えたら
最初はポーズどころか人の形になってくれるのかどうかも心配だったのでそこまで気が回りませんでしたが、この時立体で出来上がった姿をもっとしっかりイメージできていれば違うポーズにしていたと思います
絵はフィギュアのバランスがわかる図と「この角度だとこういう風に一番イケてるはずだ」みたいなイメージをラフ描きでいいので用意しておくと良かったかもしれません




材料の選択



世間ではファンドやスカルピー、エポパテにポリパテ、なんなら3Dプリンターでの打ち出しなどいろいろなやり方で作っているようです

以下サニぽんの雑感です、ちゃんとした素材比較はメーカーさんのページやモデラ―さんのブログ等を参考にしてください
あと、同じ素材ジャンルでも商品によって特性の違うものがあります




ファンド


紙粘土のキメ細かい奴なの?というイメージの石粉粘土
そこそこ形を作りやすくて、後から削りやすい
自然乾燥で固まるけど、時間がかかるのと乾燥時に縮んじゃう
安い、庶民の味方




スカルピー


オーブンで熱を加えると固まるタイプの粘土
焼く前はそこらにくっつかない粘土みたいな感じ
焼く時に有毒ガスが出るのが難点
最初からヘラとかで形をしっかり作ってしまうタイプ




エポパテ


自然乾燥で固まるまでがちょっと長いけど固まったら結構かたい
扱っている途中、いたるところにくっつきやすかった
これで大きいものを作るのは高くつきそう




ポリパテ


そこそこ早く固まるけど、ペースト状なので大きな塊を作る感じじゃない
動画では人型の薄い板を作ってそこに盛っていって素体を作り、関節部でカットしてポーズを付けるみたいなダイナミックな作り方をしていた
見た感じ扱いが難しそう




3Dプリンター


上記の造形たちとうってかわって3Dモデリング(あるいはスカルプティング)作業になる
ピンキリだけど初期コストが高い、プリントを外注するという手もある
なんなら金属とかも不可能じゃない
(プリンタ性能次第で)とても細かいものも作れる

光造形、気になるよね?


サニぽんの場合はおおよそ消去法で
・スカルピーは家で食品用に使っているオーブンと共用するわけにはいかない
・パテ類はコストと取扱が難しそう
・3Dだと失敗と成功の実感がソフトの習得でワンクッション挟むので今回は除外

もちろんそれぞれの理由に対処すれば選択肢としてアリだけど

そこでファンドになるのですが、どの素材もマトモに使いこなせないだろうから触り始めは100均でいいだろうみたいなところがあってダイソーの石粉粘土となりました
足りなくなったらすぐに買いに行けるし……

結局基本部分はダイソーの石粉粘土で最後までいきました




基本の素材以外の材料


アルミ線
ネットでフィギュア作成について見ると大体これが書かれてる
ねじって芯にするみたい
みたい、というのはサニぽんは形状上芯にはアルミ線を使わなかったからです
芯には使わなかったものの、均一な太さの曲がった棒パーツが欲しい時に使いました

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プラ棒、プラ板
今回プラ棒は接続部分と断面の丸を使ったボタンの表現に使いました
接続部には最初ストローに粘土を詰めた物を使っていましたが塗料が乗らないのでやめ、次にプラモで余ったランナーを切り出して使っていた個所もあるのですが、プラ棒でやると太さがはっきりわかっているので差し込む穴をあける時都合が良かったです
太さの均一という意味ではボタンに使う時も便利でした

プラ版は顔を後頭部に固定するためのパーツを作ったり、後ろ髪の房を後頭部に接続するために使いました


道具の準備

最初からあると良いものを書いていきます
ヘラ


100均の粘土ベラですら1個ぐらいあるといいかもしれません
あとちゃんとした(?)スパチュラも1、2本あるといいです

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沢山入っているので一つぐらいは馴染むものがあるかもと

結局、ほとんど1本しか使っていません
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こいつ

あと別で買ったこれを少し使いました




ヤスリの類


サンドペーパーをメインに細かいのはタミヤの耐水ペーパー、あと狭い曲面とか隙間用に研磨クロスが便利でした


ゆるい曲面を削る為にピーラーとクリップを買っておきました
ネットで見かけた方法ですが、こういう風に使うらしいです

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今回はモノも隙間も大きかった事とややこしい所は分割したのであまり使う事がありませんでした

棒ヤスリはあればあったで便利だと思いますが目詰まりしやすいので掃除するための歯ブラシか何かあったほうがいいと思います(材質上水研ぎが出来ないので)




デザインナイフ


基本的にはこねこね作ってナイフで切削して紙やすりで滑らかにする、という流れなのでとても大事なアイテムです
刃はマメに交換できるよう替え刃を用意しておくのが良いでしょう


個人的には鋭角な刃(よく先が欠けるけど)が好きで使っています




接着剤


今回の用途は粘土以外のパーツの埋め込み時(プラ棒の断面をボタンにしたりで)
あとは分割したパーツの再接続
瞬間接着剤は流し込みに使ったりも出来るし、接着剤は材質や用途によって様々なので自分の使い方に合ったものを調べて購入しましょう




サーフェイサー、筆、うすめ液


今回は形が出来てきたところで希釈したサーフェイサーを筆塗りしてしみ込ませる事で表面を固くしてから仕上げていきました
接合部の調整で粘土を盛りなおす時に反対側にこびりつきにくいというオマケ効果もありました(なので盛る側は削って粘土を露出させた方がくっつきやすいと思います)

複製しようがそのまま塗装しようが表面処理はするでしょうから必須でしょう
造形終了後の塗装に関する道具は塗装の記事で書こうと思います




マスク、保護メガネ、手袋


工作時は粉が出るので防塵マスク、塗装時は防毒マスクが理想です
使い捨てでも無いよりは天と地ほど違いがありますがこの手の趣味が長続きしそうならしっかりしたものを用意した方がいいです、健康のために
どうしても用意できなくても100均のマスクぐらいは用意していた方が良いです
100均のマスクを使っていたのですが、作業内容というか、シチュエーション次第で鼻から喉にかけてこれはヤバいと実感する事が何度かありました

マスクをしていても目が結構まずいので、特に塗装時はメガネの上からでも付けられる保護メガネがあればさらに良いです

手袋はポリエチレン製の使い捨てがあると色々便利だと思います




ドリル、ピンバイス


必須かどうかは作るものと作り方次第だと思います
今回はプラ棒を差し込む穴とイヤリングをはめる穴をあけるために使いました
(乾きかけた粘土にプラ棒を差し込む、という方法もなくはないので)

ドリル刃だけ買って開けた穴もありました
(綺麗に真っすぐ空くか怪しいし何より回す指が痛いですが)



とりあえずこれぐらいで形が出来るところまでは行きました
後はもう必要になったら買えばいいと思います


その他


手軽に用意できないのであえて避けてきましたが、集塵機があるととても良いです
削る作業で、特にヤスリがけすると粉が沢山出ます
部屋に充満するような事を避けるために何らかの対応は必要になると思います
・ベランダとか外で作業する
・透明な箱状のものを用意して、手を入れるために両サイド穴を開けてその中でヤスリがけする
・外に面している場所に、扇風機とかサーキュレーターのようなものを外に向けて設置する
(機器の手入れをマメにしてあげないと怖い)
・真面目に集塵能力のある機材を用意する
・粉が舞おうがマスクさえしていれば作業が続けられる広さの工房を用意する
多分値段順、どんな方法でも粉塵の行き先には注意が必要です
(通行人とかお隣さんとか)


今回は塗装ブースを集塵機代わりに使いました
フィギュアが出来れば塗装もするだろうと(投げ出しづらくするためにも)購入しました

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実際とても役に立ちました。素直にプラモデルの塗装に使えますし、なんならフィギュアやプラモデルと違うタイプのクラフトでも使う場面があるかもしれません




そして余談ですが、道具も大事ですが、何より作業スペースをしっかり確保して綺麗に整理しておくことです
物が多く散らかっているとぶつけたり倒したり、物同士が当たって乾く前の粘土が変形してしまったり、それはそれは恐ろしい事が起こります
これはどんな作業をする時もそうですし、視界に映る景色がシンプルなほうが集中出来ると思います



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