2012/04/16(月)お父さんがEVE気になってるようなので

自分のイメージで説明

○どんなゲーム?

広大な宇宙を舞台にしたSFのMMORPG
本来の意味ではかなりRPGだと思いますが、成長は反復行動ではなく、リアル時間によって行われるので(ログイン時間ではない)反復苦行成長ゲームをRPGと考えている人にはちょっと変わった感じ
超広い宇宙で、割と好きなように立ち振る舞える


○一般的な遊び要素は?

・戦闘
PvEはミッションでの討伐要請や、探索で見つかった宇宙海賊のアジトに殴りこむ等
戦闘2.jpg


PvPは、いわゆるPKみたいなのから、コーポレーション(ギルドみたいなもん)同士の戦争、コーポレーションの集合体のアライアンス同士の戦争
アライアンス同士の戦争では、星系の領有権を取りあうようなものまであり
しかし、スポーツ的なルールの整備のある対戦コンテンツ(アリーナみたいなの)は無し
プレイヤ同士の合意と工夫で公平な(?)1on1の戦闘を楽しむ人たちは居るみたい


・探索
普段見えていない隠れたエリアを探してお宝ゲットみたいな感じ
宇宙の廃墟的なものから海賊のアジトなどが見つかったり
探索.jpg

探査の仕方が独特で、ちょっとしたパズルみたい


・資源採取
生産に必要となる資源のもとになる鉱石を採取
アステロイドで鉱石を掘り掘りします、これだけで莫大な財を成す人も
まあ、この前友達の採掘船が安全エリアでも特攻PKされたけどね!
採掘.jpg


・生産
設計図を購入し、資源を消費して弾薬から戦艦まで色々作れる
材料や作成物の相場によっては、作ったから得をしたとはいえないところが面白い
設計図と特定のアイテムを用いて研究する事で、上級のアイテムを生産できるようになったりあるみたい


・惑星開発
惑星に採掘拠点を作って資源を採掘し、設置した工場で加工したものを宇宙に打ち上げる
打ち上げた加工品は惑星軌道上のステーションに蓄えられるので自分の船で取りに行く感じ
その加工品をさらに別の基地に投下して、複数の加工品から上位の加工品を作成して打ち上げるみたいな事もできる
惑星資源の分布を調査して、量の多いところで採掘拠点を建築したり、輸送用のリンクの長さに気を使ったりと、これだけで一つのミニゲームみたいな感じ


・マーケット
EVE Onlineの売買はほとんどのものがPC間での取引です、そのため、相場が常に変動していて動きが生々しい
(そもそも非リアルの品目が扱われているのでリアルな動きなのかはわからないんだけど、その筋の専門家などからも評価の高い経済システムらしい)
そのため、星系間輸送や、資源の大量売買等の投機で儲けるような人も


・ミッション
いわゆるクエストに相当するもので、各ステーションに居るミッションエージェントの依頼を受ける
戦闘するものや、指定のアイテムや要人等を運ぶもの、鉱石を採掘してくるもの等


大体こんな感じ
よくわからない間はミッションをやる人が多いのかなあ


よくある質問と回答みたいな何か
○アバター的なキャラメイクとかできるんですか?
顔のつくりとかけっこう詳細にできます
体格や顔のつくりは作成時だけですが、メイクや髪などはゲームを始めてからでも変更できます
ただ、作成したアバターの3Dモデルが他人の目の前で歩き回ったりする事は現状ではありません
自室の中で自分は歩き回れます
あと、そのアバターのスナップショットをプロフィールに表示させる事ができるので、まったく無関係というわけではありません
アバター.jpg

こんな感じ
そのうちステーション内をアバターでうろついて交流できる日がくるかもね


○日本サーバはありますか?
ありません、1つのサーバに各国から接続されています
中国国内からの接続だけは法的問題から別のサーバらしいですが、ほかは全世界で同じサーバに接続されています
ちなみに、同時接続は自分が見たタイミングだと、ピーク6万人ちょっと、メンテ明け1万5千人ぐらいです


○オー、ワタシニホンゴシカワカリマセーン
システムメッセージやミッションの文章等は全て日本語対応です、問題ありません
チャットでの日本語入力が可能です
ローカル(その星系内チャット)や初心者ヘルプ(英語専用)では英語が飛び交っていますが、日本語の雑談チャンネル、ヘルプチャンネルが公式に用意されています
(GMがヘルプに答えるというわけではなく、日本語の出来るプレイヤが多数接続している感じ)

そもそも、宇宙は広すぎるので全宇宙どこでも聞こえる雑談チャンネルはちょっと野暮な感じもしないでもない
(あくまで個人的感覚です)
宇宙は広い.jpg

この光1個1個が一つの星系、広い…

かといって、ガンガン移動する事が多いので、ローカルでは会話の機会もあまりなく、困らないかも
まあ、ローカルで名指しで呼ばれれば、知らない言語は翻訳サイトとか使って会話するのも楽しいでしょう
フリート(パーティみたいなもん)でのチャットもできるので、知り合い同士ならそれを使うのもよいかも


○戦闘って、STGみたいにスピーディーなんですか?
いいえ、もっとゆったりした動きです
WASDで操縦とかではなく主に、目標に対して10kmを維持とか、目標にレールキャノン一斉発射とかいう感じで、移動も攻撃も指先から操作するのではなく「指示する」イメージです
手動操縦も不可能ではありませんが、そもそも艦首方向にしか攻撃できないという事がないので、戦闘中の手動操縦はそれほど使いません
戦闘.jpg



○つまり宇宙の大航海時代Onlineですか?
よくそう例えられます
ゆったりした操作感も近しいものがあるのかもしれません
自由度と危険度からか、個人的には昔のUOとかを思い出す事も多いです


○どの種族ではじめればいいですか?
種族で決まるのは、初期位置と、各種族やそれに属するコーポレーションとの関係、初期スキルで自分の種族の艦船に乗れるスキルがちょっとあるぐらい
血統で容姿のベース、出身校で詳細な初期位置が決まります
初めから友達とべったりで進めたい人は種族勢力を合わせておくほうがいいとは思いますが、進めていくにつれ、どこでも同じ様な感じだと思います
各勢力の紹介文で気に入ったのを選ぶか、事前に各勢力の艦船の見た目をチェックして好みで選ぶか、そんな感じだと思います
自分と一緒に始めた友達は、勢力的には険悪な関係とされる間柄ですが、特に問題なく一緒に行動しています


○何をしたらいいのかわかりません
まあ、何をしてもいいんですが
マジ途方にくれたら、とりあえずマーケットで艦船を眺めてみるのがいいんじゃないでしょうか
気に入った船があったら、それを買うための資金を貯めたり、乗るためのスキルを育てたりする気になるかも
ぼくのお嬢さん.jpg

これが欲しくて頑張った!

でまあ、スキルが育つまで金策で採掘やらミッションやら転売やら、とにかく色々してみればピンと来るものもあるかも
いっそ、日本語チャンネルにお邪魔して、ベテランさんに一緒に遊んで貰ったり、コーポレーションに入れてもらうというのもいいかもしれません


○どのスキルを育てればいいですか?
これから1週間ぐらいでやりたい事をイメージする、それに使う船や装備はどんなものかイメージする、それを使えるようになるためのスキルを育てる
こんな感じでいけるんじゃないでしょうか
時間が許せば幾らでもスキルを育てればいいだけなので、気の向くままに育てるのもいいかもしれません


某社が信用できないのでカードでの課金は…
まあ過去の不祥事はありますが、実害以上に噂のふくらみもあって、相乗効果で結構皆心配しています。
WebMoneyやNET CASHなどのプリペイドを買って、それを使ってネクソンポイントを購入するのが無難ではないでしょうか
プリペイドの会社までは信用しているならそれをカードで買ってもいいのだし、ネットでカードを使う事そのものに抵抗があるならコンビニでも買えるはず

2012/04/10(火)遠い未来でも、色々な人がいるようで

最近はスキルを育てるのにずいぶん時間がかかるようになってきて、Indy掘り掘りしながらマンガ読んでみたり、ちらほらミッションを受けてみたり。
けっこう変わった話のミッションもあるんだなあと関心(そんなのもちゃんと訳されてるから余計に)

あまりハデに何かしてる感じはなかったのでした。

クエストから例のやつ、画像を撮影するような場面がまるでないミッションだったし…



Sakak Rydell「大切なものを大切と思うことの何を笑えばいいんだ?」

放浪が日常になってきたある日、ふらりと立ち寄ったステーションで妙な依頼が舞い込む。
いや、別に妙でも無かったんだ、最初は。

内容はこうだ。
指定されたステーションで受け取ったモノを持ち帰ってきて欲しい。
ほら普通だ。
いきさつとしては、知り合いとの賭けに負けて法外な借金をして言う事を聞かざるを得ない状態なので言うとおりに受け取りに行くような話しだったか、まあこれも良くあることだ。
あえて変だというなら、負けてるほうが何かを受け取る事ぐらいだが、大したことでもない。

指定された場所に行って俺が受け取ったもの。

doll.jpg

人形。

子供へのプレゼントだろうか、賭けに負けて受け取るのに?
なんにせよ、俺には縁の無いものだ。俺がわからないだけで、これに数億ISKの価値があるのかもしれない。
簡単な依頼だった、とばかりに終わらせようとしたのだが、依頼人の顔が引きつっている。
なんだ?人形に爆弾でも入っていたか?

しまった、目が合った。

人形にメッセージが忍ばせてあったようで、次の指示が書かれていたそうだ。
指定の宙域で何かを受け取ってこい、とさ。
ステーションどころか宇宙で取引とは、余計に俺が行くしかないのか。
まあ、乗りかかった船だ。

指定された場所に行って俺が受け取ったもの。

doll.jpg

人形。

どういうことだ。
この人形そのものに意味があるのか、それとも、さっきしたように次の指示の入れ物のシンボルなのか。

まあ、弾をもらうよりは人形をもらったほうが楽でいい。
まだ続くのだろうな、と思いながら戻ることにした。


「また、依頼があるのだが」
ほらな。

つい、聞いてしまった。
「お次も人形かい?」

余計なことを言ってしまったようだ。
「ああそうさ、もうわかっているだろう?私は人形が好きなんだよ、笑えばいいさ!」

そういう意味で言ったわけではないのだが…
単に連続で人形を取りに行っているからであって、人形趣味を皮肉ったつもりは無かった。
言われるまで気づかなかったし、気づいたからと言ってどうでもいい。
他人の趣味に興味も無い。

むしろ、大事なものがあるだけいいじゃないか。
ある種、羨ましい。

しかし…
つまりは借金のカタに大事な人形を持っていかれたのか?
それを順番に返しているということは、金はもうどうでもよくて、単なる嫌がらせみたいなものか?
つまり、そもそもそれが目的で賭けを仕掛けてきたんじゃないのか?

よくわからないといえばこの依頼人も、出際に「こんな人形は長く持っていたくない」だの、さっきの人形好きはどこへいったのか、もっと深い意味のある人形なのか…

ああ、頼まれてもいないことを次々と考えてしまった。悪い癖だ。
とりあえず、大事な娘を連れ戻しに行ってくるさ。

…向こうさん、もう飽きたのか?
一気に何人も連れ帰るハメになってしまったのだが。
まあ、沢山戻ってくればその方がいい。


そして俺の人形探しは続く。
今度はアステロイドに隠されたらしい。掘れってか、まあいいさ、やってやろうじゃないか。
さっきは持っていたくないといいながら多いほうが楽しいとか、相変わらずよくわからない。

掘るだけなら、面倒ではあるが、面倒なだけだ、問題ない。
…問題、あった。
掘っていたら後ろからガリスタスに突っつかれたぜ。向こうさんがガリスタスなのか、カモの情報を流したのか。
完全採掘仕様で来なくて良かったと心底思ったぜ。

これで全部と言っているし、ようやく終わりか。

あー、そうでもないか。
依頼主がなにやら騒いでいるぜ。

演者は私たち自身だったのかとか、人形が観衆でなんとかとか、この舞台の幕を下ろさなければとか。
何を言っているかいまいちわからない。
バカにしているのではない、単純に俺には意味がわからない。人それぞれの世界は宇宙のように深いものだ。

だが一つ、わかる事がある。
次の依頼は、俺が見たこともないあの相手さんを殺せというものだ。

嫌な確信が事実に変わるのは、相変わらず気持ちのいいものではない。
死体まで持ち帰ってこいと。
人形コレクションのラスト一体としたいようだが、さて…

などと、考えるまでも無い。俺はカプセラだ、役者ではない。
例え人間だれもが役者で何かを演じるのだとしても、この依頼人と同じ舞台を最後まで演じる必要は無い。
俺は俺の生き様という演目を演じ切る。その内容の一部が今この時なだけだ。

俺の台本には、どう書いてあった?
いや、本来人の台本というものは演じる瞬間に書き込まれるものなのだろう。


だから俺は、こう言ってやったのさ。

「あんたが心底大切にしている娘たちが戻った事は、その幕引きの義務感よりちっぽけな事だったのかい?俺はあんたが笑えと言ったとき、逆に感動していたんだがな。」


俺はいい事を言ったような感じでうやむやにして、依頼人の舞台から降りた。
彼の舞台の結末は見ていない。俺の舌先三寸にやられていてくれれば、そのほうが寝覚めは良いのだが。


次はどうするかな。
俺の台本にはまだ、延々と白紙のページが残っているようだ。

2012/04/05(木)無い事に価値があるお宝

今日は本格的に?探索をやってみたけど…

シグネチャって見つからないなあって。ワームホールばっかり。
近所のシステムだと全然なんで、今日は15ジャンプぐらい遠出してみたけど、はてさて…



いつものやつ



Marielle Roseline
「これを空箱と言のは、パンドラの箱が空だったと言ってるのと同じぐらいセンスがないわ」


見つからないから、探し続けられる

人間、覚えたての事はやってみたくなるものよね。
キャリアエージェントからシグネチャ探索のやり方を教わった私は、嬉々としてプローブを飛ばしまくっていたわ。
もちろん、依頼されたミッションは全部終わらせてからだから問題ないでしょ?

かといって、ユイトラでは当然のことながら、トレーニング用の整備されたサイトばかりが検出されて、もううんざり。
周囲のシステムもせいぜいワームホールしか見つからないのよね。
すっかりモチベーションも下がった頃、一息つかせてくれる突然の通信。

「よぉ、船停めて何してんだい?」
このムサいグラサンヒゲ親父は昔馴染みのザネッティ。面白いことが好き、でも面倒は嫌い、あとお金大好き。
はっきりしてるから、楽な人よね。まあ嫌いではないわ。

「最近は色々探索?見えてるものは足の速い人にかっさらわれちゃうからね」
駆け出しの私達だとちょっとした運搬やらドローン掃除がいい所で、大したお金になるわけじゃないもの。
それなりに頭をひねって、ちょっと儲かりそうと思ったのがこれだったのよ。

「つまり、儲かるんだな?」
ほらきた、入れ食いじゃん。

「どうかしら?私らで見つかるようなものがそうそう儲かるとは思えないけれど。」

「まあいいから連れて行けよ、勿論探すのはお前な。」
まあ、そうでしょうね。
まあ二人いれば、普段行かないような遠いところで探索出来るだろうし、悪くはないわね。
その代わり、戦うようなハメになったら突っ込んで貰う事にしましょ。

そう思って、ちょっと足を伸ばしてみたわけ。

ちょっと…って思ったものの、ちょっと遠すぎるんじゃない?
近場から順々にスキャンするものの、これと言って見つからなかったからって、ちょっとやりすぎたかしら。

気が付けばずいぶんとジャンプを繰り返し、とはいっても、私たちで遠いってだけで、普通のカプセラからしたら近いだろうとは思うけどね。
それでも今まで来たことも無い程度には遠いし、賑わっているシステムから離れている分、未開のサイトも見つかるかも知れないし、まあいい…かな…
探索してもしなくても充分未知の領域じゃん、と突っ込まれたけど。


そしてまた、新しいシステムに到着。

さっそく周囲の警戒は任せて、探索に集中しましょ。
とはいっても、覚えたての事だからうまく行かないものね。
何よりこの集中できない環境。
まだ見つからないのかだの、ロストしたらバカにされ、もうちょっと静かにしてられないのかしらこのグラサン。
まあ、やる事無くて退屈なのはわかるけどね。

いくつか見つかったものの、やはり海賊のアジトめいたものが多くて参るわ。
殴りこみかけたいわけではないのよねえ。
そろそろ本気で飽きてきたヒゲをよそ目に、なんとか磁気シグネチャを特定、ここまできて何も見つかりませんでしたとかヤだしね。

初めてのマトモなシグネチャ。
見つかったことを伝えると、なんかもう、それこそ宝箱の蓋が開いたかのように元気になってんだけど。
まだ、場所が見つかったってだけなのに現金なもんね。
まあ、そこまでではないけど、私だってちょっとノってきたし。

さっそく向かうと、どうやら過去に海賊の拠点だったような廃墟に到着。色々残骸が浮いているけど、マトモにサルベージできそうなのはたった一つ。
とりあえず、出番なしにさせるわけに行かないから、サルベージはお願いね。
今度はこっちが待つ番。

「…どう?うまくいった?」

「いや、うまくいったはいったんだが…ぷぷ」
この親父、何をこらえてるの。

残骸のカーゴを覗かせて貰った。

「あら、すっからかん…あはは。」

「うむ…クク…クハハ。」

この結末が心底面白かったのか、単に疲れていただけなのか、二人でしばらく笑っていた。

けっこう苦労したんだけどねえ?ここまできて、何も無しとは。
そりゃ、あるかもしれない何かを探しにきてるんだから、無くて当たり前なんだろうけどねえ。

一人ならいいんだけど、さすがにちょっと申し訳ない気がしてきたわ。
これだけの時間を使えば、多少は稼げただろうし。
「なんかごめんねえ。」

「何が?」
フリなのかマジなのか、まるでよくわかっていない様子。

「ここまできてコレだからさあ。」

「いや、面白かったしいいんじゃね?」
こういう所は、嫌いではないけれど。


帰りはぼちぼち、オートパイロットで咲かすほどの花も無い昔話をしながらのんびり帰ったわ。
eve120405_01.jpg

空のカーゴには、行きのワクワクと、今のこの時間が詰まっていたのかもね。

2012/04/01(日)やらない自由

初日のドタバタも終わったのでもう説明系はいいや、というわけでただのゲーム日記に戻る

現状
気が付いたら10連ミッションといわれるものを全部終え、次どこを拠点にするか引越し先を考えつつ近辺をさまよっている感じ。
途中ちらほらエージェントが居たのでミッションを受けてみたりした。
なんかスタンディングとか、色々難しいことがあったりするようだけど、そんなの気にしない。小物として、好きなようにやってる感じ。

出てきたミッションを全部ちゃんとこなしていかないととてもやっていけない、みたいにならないのは気分でプレイする自分にはうれしいなあと思った。


以下おまけが本文化
たった数時間、3,4個ミッションをしただけの内容がこんなことに。



Sakak Rydell
「自分が引き金を引くか迷う体験をすれば、自分のために他人に引き金を引かせることも考え直すだろうさ」


社長どもの憂鬱

俺たちカプセラは誰もが企業や団体に属している、とはいえ実際の活動は結構な人数が自由にやっている。
一人で自由に動いているものは、ある種社長と同じようなものかもしれない。
社長はきっと、決断する生き物だ、昨日までは、そう思っていた。

まあ普通は単に、企業の偉い奴が社長なのだが。


ふらりと立ち寄ったステーションで、困ってるのかそうでもないのかイマイチつかめない依頼人に出くわした。
どうやら彼は、自分で商売をしようと考えているのだが、準備万端という感じではない。
まあ、そういうチャレンジ精神は嫌いではない、運び屋程度なら引き受けてやろう。

けっこうな技術者らしいのだが、俺に払う報酬からして、巨大な経済基盤があるようにも見えない、仲間も居ないようで、何の商売をするつもりなのか。
と思ったら、人手に関しては解決策があるようだ。
まあ、他所から労働力としてホームレスを拾ってくるという斬新なプランだったが。
業務内容はよくわからないが、仕事に就ける人が増えるならそれもいいかもしれない。

とりあえずの会社の格好は出来たのだろう、俺の知らない間に色々準備していたようだ。
だが一仕事終えて戻ったそこには、頭を抱えている若社長がいた。

どうも隣のシステムにある家族企業が資材やらなんやら色々独占していて他が仕事にならないのだそうで。
まあ、仕事と言えど金の戦争だから、そういうこともあるだろう。
とはいっても、近辺の会社が多数困っているようだ。

気持ちはわかるがしかし若社長、その依頼は雑すぎやしないか。

「その会社の輸送船を襲って積荷を奪って来い」
ってどうよ?

どうみても俺は、海賊行為を請け負うほどの武闘派にもやり手のカプセラにも見えないはずだが…


ドンパチとは違うところで別の人が死ななきゃならん事態が人知れずあるのであれば、それはドンパチと変わらんのかもしれん。このご時勢、大きく商売している会社は命がけと言うことか。
そう言い聞かせて、船は沈めさせて貰った。少し時間をかけたのは、脱出の隙を与えることが免罪符が欲しかったのかもしれない。

会社は命がけ、なんて言ってみたものの、独占企業の社長さんも、こっちの若社長も誰も命をかけちゃいない。
結局命をかけたのは輸送船のクルーと俺だけだ。
しかもなんとか命を拾ったクルー達は向こうの社長に絞られたりするのだろう、気の毒なことだ。

所詮会社の偉い奴は社員の何かを賭けさせて椅子でふんぞり返っているものだ。
ここで社長は、といえないのは、まだ自分のような連中を社長と同じようなものと思っているからなのか、単に俺には下に誰も居ないからなのか。


わかってはいたが、輸送船を沈めた事で、当然企業同士が完全に対立する、というか戦争直前になるわけだ。
ちょっとまて、こっちの戦力は俺一人じゃないか。
向こうは拠点を設営して傭兵を集めているとか、どうするかな、これは。

若社長はやる気マンマンでなにやら手配をしているが、これはまいったな。

…しまった、目が合った。

「奴らが準備している拠点を潰してきてくれ、戦力に関しては何とかする」

おいおい…大丈夫か、俺の命。

まあ、向こうも傭兵、こっちも雇われだ、恨みっこ無しな分、輸送船よりやりやすいかもしれん。
ヤバくなったらケツまくるか…カプセラは無限の命と言うが、痛い思いはしたくない。

拠点から若干距離をとってワープアウトした俺がみたものは…

とりあえず、意味がわからなかった。
拠点に体当たりする多数の艦、とにかく俺が何かするでもなく、拠点は大爆発だ。

まさにポカーンな状態の俺に、かろうじて拠点から離れていた傭兵たちが攻撃を仕掛けてくる。
とはいえ、向こうもあまりにもの事に動揺していたのだろう、動きにキレもない。あっさり返り討ちだ。

とりあえず、拠点は壊滅していた。何をするでもなく、依頼は解決したことになる。
脱力して戻った俺に若社長は爽やかに言った。

「大丈夫だったろう?」

何をどうやってああなったのか、聞く気も失せた俺はこの宙域から退散しようと思ったのだが、矢先。

「社長と重役の息子は取り逃がしてしまったようだ、今観光船に乗り込んでいるらしい、人が多い所なら安全と思っているのだろう。」
「最後の依頼だ、今回はこの観光船を沈めてきてくれ」

こいつは一体、何を言っているんだ。
さすがに思わず、「は?」と漏らしてしまった。

「勿論記録上は海賊に襲われたことになるよう万全の手配をするから安心したまえ」
にこやかに言われても。

…いや、片足突っ込んだ俺がそもそもうかつだったのか。

俺は、やるともやらないと言う間もなく、とにかく若社長から逃げるようにその宙域へ向かった。
たしかにその観光船はNeocomに送られてきたデータ通りの航路を通っていた。
こういうところの精度は憎らしいほど高い。

今回は傭兵が護衛しているわけでもなく。
社長達のプライベートシャトルでもなく。
こっちにビームの一本も投げてきたわけでもなく。

すでに距離も10kmを切っている。
こんな紙ペラ民間船、ボタン一つで吹き飛んで依頼は終了、あの若社長ともおさらばだ。

…8000m先の社長達とも、おさらばということになる。



色々と、覚悟を決めた。
決断は、しなければならない。




俺はロックオンしたその船に、400mのニアミスをして、その宙域を脱出した。
ある種、どっちの社長ともおさらばだ。


ニアミスを警告と取れるなら取ればいい。それはそれである種の解決の種になるかもしれない。

むしろ別に解決しなくてもいい。
まだやるのなら、社長同士でまた勝手につぶしあっていればいい。

彼らのために彼ら同士が殴りあうのは好きにすればいい。
俺は俺のために、好きにしたのだし。

どっちの社長も、金さえ積めば手伝うカプセラもたまには居るだろう。
なんならいっそ、海賊に頼めばいいんじゃないのか。偽装する手間も省けるだろう。

当分どっちにも近寄れないな、近寄る気も無いが。



すっぽかすのもまた、決断だと思わないか?
120401.jpg


社長はやはり、決断する生き物だ、今日もまた、そう思っていた。
トリタニウムで出来た社長室はどこかの宙域でまた、決断を迫るのだろう。
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