初めての撃沈 - Deepblue Elysion
ようこそゲストさん

Deepblue Elysion

  当ブログではゲーム等のネタバレ要素を含みます

2012/05/10(木) 初めての撃沈

可愛い可愛いアービトレーターちゃんが撃沈された!しかもガリスタスごときに!
今は亡きアビ子ちゃん.jpg
調子に乗ってレベル2ミッションとか受けるからですねはい、わかります。




Sakak Rydell「女に金をかけると、かけた分だけいい女だと思いたくなるものだ」


「私には感情がありませんが、ここは恨み言の一つでも言う場面なのですよね?」
うむ、今回ばかりは幾らでも言っていいぞ。

「現場へのワープ距離をもっと遠めに取って様子を見るべきだったのでは?」
「味方が完全にワープするまで見届ける必要は無かったのでは?」
「ダメージコントロールのアクティブタイミングが遅すぎたのでは?」
「何より全て、事前に私が提案した事を無視したわけですよね?」

いや面目ない。
お嬢様の小言をBGMにトボトボ帰る俺は、とりあえず自身が無事である事を伝えるべく、先にトンズラこいた仲間に回線を繋いだ。

「こちらサカック。今ステーションに向かっている所だ。」
「こっちは何もしなかったからもう着いてるぜ。お前は無事に逃げ切れたか?」

「まあ、一応無事だから今話している。」
「どうした?ショボくれて。」

「アービトレーターがやられた。20,000,000 ISKがパァだ。」
そう、船体だけなら550万そこらの船だが、なんだかんだと金をかけていたからな。
ちなみに普段俺が一度の依頼でもらう報酬は、大体5万そこらだ。
多めの時は、何かのボーナスと敵さんにたまにかかっている賞金が上乗せされるがせいぜい20万もいかない。
元をとる前に撃沈されてしまった。


傷心の俺に返ってきた慰めの言葉はこうだ。

「ぶっ、ダサっ、ぷ…クク…わりぃわりぃ…ぷぷ…」
ツボに入ったらしい。まあ、こいつはこんな奴だ。
ヘコむのもバカらしくなってきた。

とりあえず協議の末、これは船を買いなおした程度で対処できる仕事ではないと判断した俺達は、申し訳ないがエージェントにその旨を伝えて仕事から降りた。
まあ、普段真面目にやっていたからか、かろうじて残っていたログから敵戦力を知る事が出来たからか、今回の件はたいしたお咎めも無く他のカプセラへの割り振りを行ってくれた。

俺は仲間と別れ、ポッドの中でこれからの事を考えていた。

「やりません」は得意だが「無理でした」はなかなか久しぶりだったな…
小心者の俺は無理な依頼をそもそも受けない。だが、その時は甘く見ていたようだ。



数時間前のこの選択が、そもそもの原因だった。

結構しんどい仕事だと聞かされていた依頼は拍子抜けだった。これが落とし穴だった。
同じエージェントが連続で次の仕事を振ってきたのだ。しかも同じ場所へだ。さほど問題ない、そう思った。

実際はそうでもなかったってわけさ。

それでも念のために他のカプセラを一人連れて行った。
さっきフリゲートの2、3隻しか見かけなかった宙域にたどり着いた俺たちを待っていたのは、大量の赤シグナルだった。
しかも、半分以上が巡洋艦クラスじゃないか。

こちらは巡洋艦が2隻、武装は対小型艦なわけで、完全にアテが外れた。
即仲間に退去するように告げた俺は、すかさず捨てドローンを射出した。
だが、索敵距離の長い敵艦はまっすぐ俺をロックしやがった。
仲間の退去を見届けた俺は続いてワープを試み…たはずだったのだが。
その距離から既に撃って来るとは、困ったやつらだ。

取り敢えず、あきらめた。
この船でいかに逃げ切るかではなく、取り敢えず死なずに帰る事に決めた。
その決定が早かった事は命を繋ぐ事になった。幾らクローンがあっても誰だって痛いのは嫌だ。



「…私は痛かったわけですけれど?」
ああ、声に出していたのか、俺は。
しかし、嫌味まで言えるようになるとは、うちのお嬢様は本来の使い道と違う成長度合いがずば抜けている。
まあ無限に近い成長容量だ、せっかくならこういうことに使うべきだと俺は思う。

小言モードがまだ続いていたのだった。
「まあ、悪かったって。かと言っていまさらあそこにサルベージしに行くわけには行かないだろう。」
「服の事など言っていません。命に関わる事だけは言うことを聞いていただきたいだけです。」


俺たち二人の間では船の事を服と呼んでいる。
仕事の内容によって船を乗り換えるが、システムは同じものを使っている。
場面に応じて、服を着替えるイメージということだ。
そして、宇宙は孤独だ。誰にも迷惑をかけずに独りではない気分になりたい時もある。
俺が船のシステムを人扱いするのはまあ、そういうことだ。
例え機械だろうが、苦楽を共にして成長する相棒なのだから。

まあ、苦楽とかいいながら苦を避けて通る俺と共に居るのだから、楽しい事が多いだろう?
今度は何を言われるかわかったもんじゃない、さすがに口には出さなかった。

「さて、次の装いを決めに、ジタにでも行こうか。」
「貴方の戦闘は雑なので、そろそろ堅めの服でお願いしたいところです」
「やれやれ、金のかかるお嬢様だ。」

これが楽しいのだから、俺も困ったものだ。

名前:  非公開コメント   

E-Mail(任意/非公開):